マイホーム願望から生活の多様化へ

戦後、誰もが願ったのが夢のマイホーム、一軒家がほしいという願望です。特別財産を持たない一般の方でも、いつか一軒家を購入したいという願望を持って必死に働いていたのです。田舎なら土地と建物の購入も夢ではないかもしれませんが、バブル経済にひた走っていく過程の日本では都市部で土地の高騰が一気に進み、個人で土地を買い一軒家を建築するということは現実的ではなくなっていきます。

さらに都市部に大学や就職先が多くなったことから単身都市部に転居する人が多くなり、賃貸需要が高まりました。ワンルームマンションや様々な用途を持ったマンションが登場してきたのです。それまで一軒家でした果たせなかったペットと一緒に暮らせる賃貸マンション、また高齢の方が安心して暮らせる特徴を持つマンションなど、賃貸も多様化していったのです。賃貸について専門要素を持つ不動産業者が誕生し、個人も賃貸ということに注目するようになりました。

小さくてもアパートやマンションを購入し家賃収入を得ることで不労所得、定期収入が得られるようになれば、たとえ借金をして不動産を購入しても返済し、その後、安定的な経営ができるのではないか?という考え方が一般の方にも広がり始めたのです。

不動産投資はいつから始まった?

海外、国内、不動産投資に注目される方が多くなっています。老後の資金作りとして利用される方もいますし、老後になる前に不動産投資によって家賃の定期収入を得ようという方も多いです。

家を貸す、ということについては古くから行われてきたことですが、不動産投資の歴史はそれほど長いものではなく、江戸時代に貸家を始めたことが不動産投資の始まりといえるのではと考えられています。ただこの場合、投資という目的ではなく、お金を持っている人たちが貸家をやっていたというだけであり、投資目的として行っていたことではありません。もともと持っていた家を貸家にして人が住む際に家賃をとりお金を稼いでいたというだけであり、元々投資ということを念頭に経営していたわけではないのです。

その後、第二次大戦後、家を焼き払われた人たちが住むところがなく、その人たちに家を貸すことを生業とする人たちが登場し、不動産を購入しそこに暮らす契約をする人たちから家賃を得て収入を得るということを始めたあたりが、不動産投資の歴史の始まりといっていいでしょう。

戦争の後、復興を目的として当時の政府は住宅施策を積極的に行いました。住宅を供給するという取り組みを官民一体となって始めたのです。分譲マンションなどが建設ラッシュを迎えたのも戦後です。その後1960年代に入ると鉄道会社などが沿線を宅地化するという取り組みを開始、新興住宅地がどんどん建設されていきました。

復興はいよいよ進み、まず最初にブームを迎えたのが土地を所有するということで儲けるという土地神話です。しかし当時土地は高く勿論不動産の単価も高騰していたことから、現在の様に個人が不動産投資を行うなどの行動は見られませんでした。では何時頃から個人が不動産投資を行うようになったのか、当サイトで紹介します。不動産投資の情報として役立てていただけたら幸いです。